S-Calc 化学反応計算の応用

反応量・生成量の計算(化学量論)

10.0gのメタン(CH4)を完全燃焼させるとき、二酸化炭素が何g生成されるか?

反応式:

CH4 + 2O2 → CO2 + 2H2O

解法:

  1. [C:12.011g/mol]と[H:1.008g/mol]からメタンのモル質量を求める。

  2. 12.011 + 1.008 × 4 = 16.043 g/mol
  3. 1で算出したモル質量を物質量(mol)に変換。

  4. 10 g ÷ 16.043 g/mol = 0.623 mol
  5. 発生する二酸化炭素の物質量は反応式から読み取れる反応比より

  6. 反応前のメタンの物質量:0.623 mol
    反応後の二酸化炭素の物質量:0.623 mol
  7. 二酸化炭素の質量を求める。

  8. 二酸化炭素のモル質量 = 2 × 15.999 + 12.011 = 44.00900 g/mol
    二酸化炭素の物質量 = 0.623 mol より、
    44.00900 g/mol × 0.623 mol = 27.4 g

これを「S-Calc」で算出する。 二酸化炭素生成量の算出
段階を踏んで計算を行った解とS-Calcの解に若干の差はあるが、おおよそ許容することが出来るものである。